A1βカゼインELISAキットの開発に関する論文がPLOS ONEに掲載されました
- 4月10日
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動物栄養学研究室の渡邊さん、岡本さんの論文がPLOS ONE誌に掲載されました。
論文名:Development of a new sandwich ELISA for the detection of bovine A1 beta-casein
著者名:Ayumi Watanabe, Tomoe Kobayashi, Anna Okamoto, Daiki Oka, Tomohiro Noguchi,
Ren Ozawa, Koumei Shirasuna, Makoto Matsuyama, Takashi Kuramoto

A2ミルクは「おなかにやさしい牛乳」として近年注目を集めています。
乳タンパク質の一種であるβカゼインには、A1型とA2型がありますが、A2型のβカゼインのみを含む牛乳をA2ミルクといいます。A1型が体内で炎症性物質に変化し、「おなかゴロゴロ」原因となるとされています。そのため、A1型と含まないA2ミルクは「おなかにやさしい」のです。
A1型とA2型の違いは、たったひとつのアミノ酸の違いです。動物栄養学研究室では、岡山市の重井医学研究所と共同で、このアミノ酸の違いを高感度に検出できるモノクローナル抗体を開発しました。
このモノクローナル抗体を用いることで、牛乳中のA1βカゼイン量を正確に検出できるようになりました。つまり、A2ミルク中にもしA1型βカゼインが混在していても、それを検出できるようになったのです。
A2ミルク中に「おなかゴロゴロ」のA1型が混入していないことを示すことができるようになりました。A2ミルクの生産工場で検査を行い、A2ミルクを安心して飲んでもらえるようになります。
本研究は重井医学研究所、東京農業大学農芸化学科、動物科学科動物生殖学研究修室との共同研究です。

筆頭著者の岡本さんさんと渡邊さん
(動物科学専攻博士前期課程1年生、後期課程3年生)





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