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A1型とA2型の違いは?【一般向け】

  • 執筆者の写真: Takashi Kuramoto
    Takashi Kuramoto
  • 2月19日
  • 読了時間: 2分

農大A2牛乳ブログです。第2回です。


前回は、A2牛乳とは?を説明しました。

A2牛乳とは、乳タンパク質であるβカゼインのあるタイプ(A2型)のみを作る牛から搾られた牛乳

でしたね。


さて、今回は、A1型のベータカゼインとA2型のベータカゼインの違いを説明します。


ベータカゼインは、209個のアミノ酸がつながってできています。この67番目のアミノ酸の違いによってA1型とA2型が区別されます。

具体的には、67番目のアミノ酸がヒスチジン(His)のものがA1型、プロリン(Pro)のものがA2型になります。


ウシのベータカゼインのアミノ酸配列の一部 67番目のアミノ酸をオレンジで示す。
ウシのベータカゼインのアミノ酸配列の一部 67番目のアミノ酸をオレンジで示す。

67番目のアミノ酸: ヒスチジン → A1型

67番目のアミノ酸: プロリン → A2型



さて、アミノ酸はコドンと呼ばれる3個一組の塩基配列で決定されます。

この67番目のアミノ酸をコードする配列は、A1型ではCAT、A2型ではCCTです。


つまり、A1型になるか、A2型になるかは、この塩基配列の違い(CATかCCT)によるのです。


よく見るとたった1つの塩基の違い(AかC)によってアミノ酸が変化し、A1型かA2型が決まります。


そこで、この塩基の違い(AかC)を知ることができれば、その牛がA1型のミルクを出すか、A2型のミルクを出すかがわかります。


では、どのような方法でこの塩基の違い(AかC)を決定するのでしょうか?


東京農業大学 庫本高志

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Tokyo University of Agriculture

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