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Prkar1b遺伝子変異ラットを用いた研究成果がScientific Reports誌に掲載されました

更新日:2021年1月22日

ホアン・トゥルン・ヒエウさん(博士前期課程2年)が筆頭著者の論文が、英国の科学誌Scientific Reportsオンライン版(2021年1月21付)に掲載されました。


論文名:Deficiency of the RⅠβ subunit of protein kinase A causes body tremor and impaired fear conditioning memory in rats

著者名:Hieu Hoang Trung, Toru Yoshihara, Akito Nakao, Katsumi Hayashida, Yoshiki Hirata, Koumei Shirasuna, Mitsuru Kuwamura, Yuki Nakagawa, Takehito Kaneko, Yasuo Mori, Masahide Asano, Takashi Kuramoto


本研究では、実験動物のラットを用いて、細胞内の情報伝達を担うPRKAR1B (Protein Kinase A, Regulatory subunit I beta) という分子の機能を明らかにしました。具体的には、Prkar1b遺伝子に変異をもつWTC-furueラットと、ゲノム編集技術を用いて作製したPRKAR1Bノックアウトラットを用いて、PRKAR1Bの機能が失われると、1)振戦を発症すること、2)行動異常を示すこと、を明らかにしました。これまで、PRKAR1Bが生体でどのような働きをしているのか不明でしたが、本研究により、神経疾患、記憶、情動に関与していることが明らかになりました。


本研究は、東京農業大学動物生殖学研究室(白砂孔明教授、平田良樹さん)、京都大学、大阪府立大学、岩手大学との共同研究にて実施されました。





ホアン・トゥルン・ヒエウさん(左:動物栄養学研究室)と平田良樹さん(右:動物生殖学研究室)

ともに博士前期課程2年生


*撮影のためマスクを外しています。

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